日本イオン交換学会誌
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学術賞受賞論文
新規6価ウランイオン選択性樹脂の研究開発と吸着機構および放射線分解機構解明
野上 雅伸
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キーワード: ウラン, モノアミド, 硝酸, 樹脂
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2020 年 31 巻 2 号 p. 16-21

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抄録

原子力利用に欠かせないウランの新たな選択的分離回収を目的として,硝酸酸性水溶液からのウラン(VI)選択的分離を目指したモノアミド樹脂の開発研究に系統的に取り組んだ。その結果,ウラン(VI)をその他の金属イオンから選択的に分離できる樹脂が得られた。また,モノアミド樹脂のウラニルイオンに対する吸着に際しては2種類の吸着サイトが存在し得ることを明らかにした。また耐久性に関しては,環状モノアミド樹脂が耐熱性に優れること,また鎖状モノアミド樹脂と環状モノアミド樹脂の硝酸水溶液中でのガンマ線照射による構造変化機構には大きな差異があることを見出した。

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