19 巻 (2008) 1 号 p. 12-28
使用済み核燃料の再処理・廃棄物処理においては, 現在のガラス固化・地層処分システムに替わって, 核不拡散, 環境負荷低減および資源化・有効利用の観点から, 先進的な高度分離システムの開発が期待されている。各国で, イオン交換法および溶媒抽出法をベースとして先進的な核種分離技術の開発が展開している。本報では, (1) 再処理・廃棄物処理の現状と課題, (2) 群分離処理の現状と課題, (3) イオン交換と核種分離技術, (4) 各国での先進的な核種分離技術の現状と課題について解説し, 先進的な分離技術開発におけるイオン交換法の役割と期待についてまとめた。