福祉のまちづくり研究
Online ISSN : 2189-891X
Print ISSN : 1345-8973
高齢社会における参加のあり方 : 福祉社会における参加をめぐる承認の規範理論の可能性と課題
渡辺 進一朗
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

1999 年 1 巻 1 号 p. 25-28

詳細
抄録

マイノリティ問題の多様化と普遍化という現象を背景に、社会的マイノリティの参加を考えるには文化的な観点から「差異の承認」が必要であるとの主張がなされるようになった。社会的に不利な状況を補償するために、社会的資源を再配分する「再配分の規範理論」に対して、マジョリティにより「歪められた承認」を是正する「承認の規範理論」である。本論では、福祉社会における参加問題に新たな次元を付け加えた承認の規範理論の可能性と課題について述べる。

著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top