福祉のまちづくり研究
Online ISSN : 2189-891X
Print ISSN : 1345-8973
現代GP「リノベーションまちづくりデザイナーの養成:福祉のまちづくりプロジェクト」の授業成果と課題
谷内 久美子新田 保次飯田 克弘猪井 博登
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2009 年 10 巻 2 号 p. 32-39

詳細
抄録

本稿では、現代GP「リノベーションまちづくりデザイナーの養成:福祉のまちづくりプロジェクト」の取組み内容を中心に紹介し、取組み成果と課題を明らかにする。本授業の進め方は、「PBL方式」と「融合教育」を特徴としている。「PBL方式」の実施に当たっては、バリアフリー新法の住民等からの基本構想提案制度を題材とし、成果としてバリアフリー基本構想提案書の作成を求めた。また、「融合教育」の実施に当たっては多様な人材が揃うように、様々な主体を外部アドバイザーとして迎えた。この進め方により、授業の3つのねらいである「『かたち』『こころ』『しくみ』の理解とデザイン技術の修得」、「持続可能なまちづくりのための『環境』『社会』『経済』の3要素を考慮した実践的デザイン技術の養成」、「地域社会における多様な人々の存在に対する理解とコミュニケーション力、まちづくり活動参加・参画意欲の向上」が達成できた。

著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top