日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2009年年会
セッションID: R3-P08
会議情報

R3:岩石・鉱物・鉱床一般
南インドグラニュライト地塊の超高温変成岩に含まれるCO2流体の起源:炭素同位体組成からみた証拠
*角替 敏昭
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
 南インドグラニュライト地塊の超高温変成岩に含まれるCO2流体包有物の炭素同位体分析から、流体の起源についての検討を行った。その結果、Palghat-Cauvery剪断帯のざくろ石に含まれるCO2はマントルの脱ガスにともなって発生したCO2流体と、変成作用以前に堆積した海成炭酸塩からの脱ガスによって生じたCO2流体の混合が考えられる。一方、Madurai岩体のサフィリン+石英を含む超高温変成岩のざくろ石に含まれるCO2は海成炭酸塩起源と考えられる。
著者関連情報
© 2009 日本鉱物科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top