日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本地質学会第118年学術大会・日本鉱物科学会2011年年会合同学術大会
セッションID: T1-01
会議情報
T1:岩石-水相互作用
オーストラリアクーパーベーズンにおける地熱流体
*柳澤 教雄Ngothai YungWyborn Doone
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

オーストラリアのクーパーベーズン地熱フィールドで行われた高温岩体発電システムでの生産流体の化学組成の分析を行った。2008年3,7月と12月の3回採取を行ったが、時間の経過とともに主要元素濃度は増加し、塩素は、7500から8900 ppm、ナトリウム、カリウム濃度も増加した。この際のNa/Kは5.9から7.3を示したが、この値はクーパーベーズンの地下4kmの花崗岩で、250℃、40気圧で溶解試験を行った場合と同様の値であった。

著者関連情報
© 2011 日本鉱物科学会
次の記事
feedback
Top