日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本地質学会第118年学術大会・日本鉱物科学会2011年年会合同学術大会
セッションID: T3-P05
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T3:東日本における活火山の長期活動評価と防災対策
下北半島中部に分布する大畑層の地質
*戸田 成太郎大場 司小林 淳林 信太郎
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抄録

下北半島では,鮮新世~更新世前期に大規模珪長質火山活動により,カルデラ群が形成された。本研究では,薬研カルデラに分布する大畑層の層序を構築しK-Ar法により堆積年代を決定した。岩石学的特徴を基に,本層を弥一郎沢,大畑川,葉色沢,小目名沢の各軽石凝灰岩部層に区分した。弥一郎沢軽石凝灰岩はSiO2 66~70%のデイサイト質であり,泥質凝灰岩と石英を含まない軽石凝灰岩等からなる。大畑川軽石凝灰岩はSiO269~73%のデイサイト質であり,石英を含む軽石凝灰岩と凝灰質砂岩等からなる。葉色沢軽石凝灰岩はSiO261~64%の安山岩-デイサイト質であり,凝灰質砂岩と石英を含まない軽石凝灰岩等からなる。小目名沢軽石凝灰岩はSiO265%のデイサイト質であり,石英を含む軽石凝灰岩からなる。岩相の特徴より,大畑層中の軽石凝灰岩類は,既存のカルデラ盆水域に流入・堆積した水中火山砕屑性堆積物と考えられる。

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© 2011 日本鉱物科学会
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