抄録
水惑星地球の地殻は、海水圏のプレート運動によって形成された大陸岩石であり、水などの揮発性元素はできあがった3圏(大気・海水・固体、VLS状態圏)での議論である。 創世期の地球型惑星と月面の衝突のターゲット物質は、衝突性の多孔質・ガラス質組織であり、衝突時に発生する軽元素(炭素・水素)を含む揮発性元素織を一部内部に貫通して保存し、海水圏のない創生期の地球、他の天体内部における動的VLS物質循環も 説明できる。本モデルでは、地球年齢を示す岩石鉱物が存在したい事が説明できるので、地球外の岩石鉱物形成には、この地球型火成岩形成は特異的である。地球は、海水圏と地殻によるマグマ性火山過程であるが、無水圏の地球外天体では衝突時に内部に蓄積された軽元素等が天体間の重力で上昇するイオ型火山性過程で循環する。本モデルからして、社会的利用した廃棄物の処理は、停止型でなく循環とする事が循環地球から示唆される。