日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2012年年会
セッションID: S1-P01
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S1:大震災及び福島原発事故にかかわる環境有害元素の挙動を鉱物学から探る
Csの環境中での挙動, 特に植物・粘土鉱物への吸着形態について
*野村 奈緒松下 新赤井 純治松岡 史郎
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キーワード: セシウム, 有機物, 吸着, 溶脱, 枯葉
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抄録

原発事故によって生活環境の深刻な汚染がある。森林内でのセシウムの挙動解明をめざした基礎的実験を行った。   特に、溶出実験で、異なった吸収メカニズムが推定された。  サクラの溶出率はMg2+で高く、イオン交換によって溶出したと推定される。マツについては KClで溶出率が高く、MgCl2では低い。これは イオン結合ではなく、構造中に取り込まれていることを示唆する。将来的な挙動について、議論する。

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© 2012 日本鉱物科学会
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