日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2016年年会
セッションID: R7-09
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R7:岩石・鉱物・鉱床一般(共催:資源地質学会)
北モンゴル新生代アルカリ玄武岩中の石榴石・輝石巨晶への稀土類温度圧力計の適用
*苗村 康輔マジグスレン ウォンドン
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抄録
北モンゴル・ハンガイ山地に噴出する新生代アルカリ玄武岩火山であるTariatおよびTogoから、石榴石巨晶と単斜輝石巨晶を数試料採集した。Tariat・Togoの石榴石はクロムに乏しく(<0.1wt.%)、低いパイロープ量0.54・0.56~0.62を示す。重稀土類元素に富み(LuNが約10)、Tariatでは軽稀土類に富むが(CeNが1.1)、Togoでは低い(CeN=0.25)。単斜輝石巨晶はチタンオージャイトであり、Tariatが均一なMg#0.76を示すが、TogoではMg#が0.69-0.76とばらつく。オージャイトは重稀土類元素に乏しいが(Lu/GdNが0.1)、Tariatでは軽~中稀土類元素が一定(Ce/GdNが1)なのに対して、Togoでは増加する(Ce/GdN=0.65)。Sun & Liang (2015)の稀土類元素地質温度圧力計を適用した結果、Tariatでは3.5 GPa, 1200 C; Togoでは1000-1120 C, 3.6-3.7 GPaが得られた。この結果は巨晶たちがリソスフェア底部に相当する深度からもたらされたことを示唆する。

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