日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2016年年会
セッションID: R7-P01
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R7:岩石・鉱物・鉱床一般(共催:資源地質学会)
SEM-EBSD測定における指数付けの誤りがアンチゴライトのCPOパターンに与える影響
*永冶 方敬ウォリス サイモン瀬戸 雄介三宅 亮曽田 祐介上原 誠一郎松本 恵
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抄録
面構造の発達したアンチゴライト(Atg)片岩のEBSDとTEM測定、及びこれまでに報告された結果との比較から、EBSDマッピングによって測定されたAtg CPOにおける誤った指数付け(mis-indexing)の影響を調べた。結論として、EBSDによって測定されたAtg CPOがMAD値と試料準備の方法によって変化することが分かった。MAD値が<0.7°を示すAtgの方位データを使用すること、もしくはXY面の試料を使用することで、計算されるAtg CPOは信頼性の高い結果を示すことが分かった。しかし、Atgのa軸とb軸のmis-indexingはMAD値が低い場合でも起こることに留意しなければならない。
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© 2016 日本鉱物科学会
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