日本鉱物科学会年会講演要旨集
日本鉱物科学会 2018年年会
セッションID: R3-08
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R3:高圧科学・地球深部
高圧におけるコーサイトの粘性率
*土居 峻太西原 遊鈴木 昭夫亀卦川 卓美
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キーワード: コーサイト
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抄録
コーサイトは90 km以深の環境において大陸地殻の変形強度を支配すると示唆されている。しかしコーサイトの粘性率に関する先行研究はRenner et al. (2001) のみであり、その実験条件はGriggs型高圧変形装置の性能により4 GPa以下に限られている。本研究では高エネルギー加速器研究機構、PF-ARのNE7Aに設置された高圧変形装置を用いてコーサイト多結晶体のその場観察変形実験を行った。温度800-1200℃、圧力2-9 GPa、歪み速度10-6-10-4 s-1の条件で変形実験を行った。圧力3 GPa付近では得られた定常応力はRenner et al.とよく一致する定常応力値が得られた。また定常応力の値は圧力の上昇とともに低下する傾向が見られ、このことは活性化体積が負の値を持つことを意味する。コーサイトの剛性率は圧力に依存せずほぼ一定の値を示すことが知られている。このことはコーサイトの結晶構造が圧力上昇に伴って変化したためと想像される。流動則における負の活性化体積もコーサイトの結晶構造の圧力依存性に関連している可能性がある。
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