保健医療学雑誌
Online ISSN : 2185-0399
ISSN-L : 2185-0399
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パーキンソン病における発声・発話治療
般化に向けて
田中 康博坪井 崇レビット 順子田中 まゆ田中 教義渡辺 宏久勝野 雅央
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2017 年 8 巻 1 号 p. 80-88

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抄録

要旨: パーキンソン病(PD)に対する言語療法はLee Silverman Voice Treatment®が嚆矢となり,その後に病態解明や治療法の開発が進んできた.本稿では,米国のParkinson Voice ProjectPD 専門の言語治療クリニック)で行われている治療法を中心に紹介する.本施設ではPDにより低下した発声・発話機能の回復を目的とした個別療法と,改善した発声・発話機能の維持を目的とした集団療法の2つの治療プログラムが提供されている.いずれの治療法においてもPD患者が日常生活で良好な発話が保てるよう緻密に構想化されたアプローチのみならず,患者のモチベーションを高めるための創意工夫が随所に施されていた.

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© 2017 保健医療学学会
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