2017 年 66 巻 4 号 p. 398-403
病棟常駐化を目的に,現在病棟で実施している様々な業務の見直しを図った。病棟業務の需要と必要性を問うために看護部を初めとする医療従事者および検査科職員に向けアンケートを実施したところ,検査技師の病棟業務に全師長が賛成し,まずは時間常駐での協力要請があった。病棟業務を遂行するうえで,専門性が発揮できる業務が職員の理解とモチベーションに繋がり,それらを率先し実践することとした。今回われわれは,透析病棟において新たに血管超音波検査を開始した。検査業務のみならず,チームの一員として円滑に業務が遂行できるよう,VA管理基準,フローチャートの作成,報告様式の見直し,スタッフへの教育に取り組み一定の評価を得たので報告する。