医学検査
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中規模施設における臨床検査技師の病棟配置による効果について
吉田 功板橋 匠美柿島 博志杉岡 結衣深澤 恵治丸田 秀夫横地 常広
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2017 年 66 巻 4 号 p. 348-356

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Abstract

臨床検査は患者の病態把握・診断・治療のために行われるものであり,その業務を担う臨床検査技師は医師・看護師やその他の医療職と連携し,患者により近いところで専門的能力を発揮することが求められている。その状況を踏まえて,日本臨床衛生検査技師会(以下,日臨技)より協力依頼を受けた病棟における検査関連業務の実検証を行い,病棟へ臨床検査技師を配置した場合における効果を検討した。本検証にあたり検査部門内でのスタッフへの説明を行い同意を得たのち,日臨技役員とともに施設長・総看護部長・事務長へ説明し,承認を得た。調査の病棟,業務量実態調査対象者,業務内容の選定を経て,実検証事前トレーニングの後,業務量実態調査およびアンケート調査を行った。病棟における臨床検査技師の業務内容としては,「患者情報管理」で1日の業務全体の約2割を占め平均68.0分,次いで,「検体採取(採血業務を含む)」で平均54.2分となった。すべての業務を累積した時間は,5時間11.9分となった。アンケート結果より,実検証の前後で検査関連業務に対する看護師の負担感は,大きく解消される結果となった。また臨床検査技師に期待する病棟業務は,心電図測定,採血業務が最も多く,次いで各検査の説明と血糖測定が多かった。患者からは検査に関する何らかの説明を望んでいることが判った。専門性をもって臨床検査技師が病棟業務を行うことで,医療ニーズに貢献できると推察される。

I  はじめに

「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」(平成22年4月30日付厚労省医政局通知)1)の中で,医師,看護職員の業務負担の軽減に向けて「医師等の包括指示の下,各医療スタッフの専門性に積極的に委ねるとともに,医療スタッフ間の連携・補完を一層進めることが重要である。」という通知があった。臨床検査は患者の病態把握・診断・治療のために行われるものであり,その業務を担う臨床検査技師は医師・看護師やその他の医療職と連携し,患者により近いところで専門的能力を発揮することが求められている2)。これらの背景から,臨床検査技師の病棟業務への参画が重要な課題と捉え,日本臨床衛生検査技師会(以下,日臨技)より協力依頼を受けた病棟における検査関連業務の実検証をもって,病棟へ臨床検査技師を配置した場合における効果を分析したので報告する。

II  実検証事前準備

1. 施設概要

当該施設は病床数300床(地域包括ケア病棟51床含む),27診療科,職員数588名,平均外来患者数538.5名/日,平均入院患者数249.7名/日,平均在院日数14.3 日の急性期病院であり,現在は紙カルテによるオーダリング運用を行っている。検査部門は臨床検査技師が19名,日直1名,当直1名の24時間体制をとり,外来採血は臨床検査技師が実施し,採血者数は185名/日,施設内検体検査は血算275件/日,超音波検査40件/日,その他の生理学的検査50件/日,耳鼻科検査40件/日,病理検査15件/日である。

2. 施設への説明と承認

本検証の協力依頼を受ける以前に,病院ヒアリングにて少子・高齢化に対する2025年問題に向けて,診療部支援として「検査説明・相談ができる技師の育成 」,看護部支援として「病棟に1~2ヶ月常駐し,『病棟配置の有用性』の検証」を検査部門より掲げていた。本検証にあたり検査部門内でのスタッフへの説明と同意を得たのち,日臨技役員とともに施設長・総看護部長・事務長へ趣旨説明し,承認を得た。看護部との病棟選定,業務量実態調査対象者の選定,病棟実施可能な検査関連項目の作成,病棟課長との業務内容選定を経て,病棟スタッフへの実検証の趣旨説明の後,アンケート調査依頼を行い,各工程における承認を得た。

III  調査対象の選定

1. 対象病棟

看護部長との打ち合わせにより対象病棟の選定を行った。各病棟の主な診療科・病床数および採血検体検査数の指標として月間血算件数を示す(Table 1)。西2病棟は消化器内科のみの病棟であり,採血検体件数が多く,輸血関連件数が比較的多い。東2病棟は採血検体件数が多く,西3病棟は採血検体件数は少ないが心臓カテーテル検査があり,心電図検査の件数は多く増加傾向にあり,現状は看護師が心電図検査を全て実施している。また他職種との連携に関心が高い看護課長が在籍する病棟であることより,臨床検査技師の技術・知識が発揮できると思われた。糖尿病内科,消化器内科,循環器内科を含む3病棟から,必要性が最も高いと想定される循環器内科のある西3病棟を選定した。看護体制は7対1(2交代制)であり,病棟スタッフは看護課長1名,看護係長3名,看護師25名,看護助手7名,病棟クラーク1名,病棟薬剤師2名(常駐は1名)となっている。

Table 1  調査対象候補病棟における主な診療科,病床数,血算件数/月
病棟 主な診療科 病床数 血算件数(月)
西1病棟 耳鼻科,整形外科,泌尿器科 50 155
西2病棟 消化器内科 48 333
西3病棟 総合内科,心臓血管内科 46 274
東2病棟 内分泌・糖尿病内科,呼吸器内科 53 352
東3病棟 消化器外科,呼吸器外科 52 358
東4病棟 地域包括ケア病棟 51 126

2. 業務量実態調査対象者

業務量実態調査対象者(以下,病棟検査技師)の選定は,メラビアンの法則をもととした第一印象,コミュニケーション力,判断力,知識・技術,前向きさを考慮し,生理学的検査業務(超音波検査を除く),耳鼻科検査業務,当直業務の知識・技術のある臨床検査技師7年目の育児短時間勤務中(実施時間:8:30~16:00)である中堅技師1人を調査対象として選定した。

3. 調査対象の検査関連業務内容

病棟で実施した検査関連業務内容を示す(Table 2)。業務内容は中区分10項目に分けられ,項目ごとの具体的業務内容を細分類とした。「採血業務」は8:30時点での早朝未採血分と追加採血および不備による採り直し採血を行うことになる。「病棟患者の早朝採血検査結果スクリーニング」は,検査結果がカルテ情報に掲載される時間帯に臨床検査技師が時系列,カルテ情報と照らし合わせて総合的に確認し,必要がある場合には看護師へ検査情報伝達も業務内容とした。看護師のマンパワーフォローは,血液ガス,血液培養などの採取補助や,患者の歩行,排泄などの介助,ナースコールへの対応を業務内容とし‍た。

Table 2  調査対象の検査関連業務内容
中区分 細分類
検体採取(採血業務含む) 蓄尿量確認
採血業務
簡易検査 POCT検査実施
尿比重測定
簡易血糖測定器による血糖測定
心電図 心電図モニターの装着,取り外し,測定
検査説明 生理機能検査についての説明
検体採取についての説明
血糖測定に関する説明
その他検査に関する説明
患者情報管理 患者ラウンド・情報収集・把握
医師・看護師との患者情報交換
検査指示の拾いだし
病棟患者の早朝採血検査結果スクリーニング
医師・看護師への検査情報報告
病棟患者の各臨床検査結果のカルテとじ,記載
検査情報問合わせ 医師・看護師からの問い合わせ
輸血関連業務 輸血準備(搬送)
輸血に関する説明(検査,副作用,感染症等)
検査関連管理業務 採取検体の搬送
チーム医療への参画(カンファレンス,委員会等)
検査備品管理
医師・看護師等の業務支援 看護婦のマンパワーフォロー
血ガス採取補助
その他の業務 看護助手のフォロー(ベッドメイキング,食事配給等)
検査実施場所への患者誘導・搬送

IV  調査方法

1. 業務量実態調査

1) 実検証事前トレーニング

期間は7日間とし,育児短時間勤務者(実施時間:8:30~16:00)の業務時間と実検証時間は同条件で行った。初めに病棟における他職種の役割,業務内容,タイムスケジュールを確認,臨床検査技師の配置時の立ち位置を明確にした。看護師は各スタッフが数人の患者を受け持ち,リーダーが全体の管理,指示出しをすることにより業務を進めている。臨床検査技師は各患者に対して横断的に対応する必要があることがわかり,全ての患者状況が把握できるワークシートを出力し行動の基盤とした。また,他職種と同じ病棟のスタッフとして協働することを意識し,トレーニングでは検査関連業務のみ行うのではなく,自ら進んで業務を探し,医師,看護師,看護助手や病棟クラークと積極的にコミュニケーションを図ることで連携が円滑にできるよう努めることにした3)。なお,臨床検査技師が病棟にいる存在意義を高めるため,検査部門と病棟の連絡は病棟検査技師を介して行うようPHSを活用することにした。

2) 実検証作業時間測定

期間は9日間とし,育児短時間勤務者(実施時間:8:30~16:00)が行った。病棟検査技師が調査対象の検査関連業務内容を実施し,調査員(検査技師有資格者)1人が常に同行して,多元ワークサンプリング法の固定30秒間隔瞬間観測法4)により,検査関連業務における実施回数や所要時間などの作業動作内容を記録した。

2. アンケート調査

アンケート調査は,検証を実施する西3病棟に勤務する看護師を対象とした。患者アンケートは調査期間中に対象病棟に入院しており,退院となる患者を対象とした。対象病棟に勤務する看護師には業務量実態調査前後でアンケートを行った。また,患者からは退院日にアンケートを行い,臨床検査技師に期待する業務内容および検査技師の病棟配置における看護師の負担感の変化を抽出した。

V  結果

1. 実検証作業時間測定結果

実検証作業時間測定結果を示す(Table 3)。病棟における臨床検査技師の業務内容は,「患者情報管理」が全体の約2割を占め平均68.0分,次いで,「検体採取(採血業務を含む)」が平均54.2分となった。すべての業務を累積した時間は,平均311.9分(5時間11.9分)となった。また,実検証における各作業時間は測定日毎に変動が認められた。

Table 3 実検証作業時間測定結果
業務内容 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 9日目 Mean Min. Max.
患者情報管理 89.0 63.5 60.0 83.0 60.5 71.0 50.0 42.5 56.0 68.0 42.5 107.5
採血,検体採取業務 94.0 40.0 7.0 72.0 55.0 60.5 49.0 80.5 63.5 54.2 7.0 94.0
その他の業務 67.5 23.0 46.0 33.0 78.5 56.0 129.0 44.0 69.0 52.9 0.0 129.0
検査関連管理業務 31.5 23.0 33.5 68.5 37.0 59.0 64.0 64.5 61.5 45.8 17.0 68.5
簡易検査(血糖測定,尿比重測定) 39.0 46.0 60.5 27.0 32.0 31.0 10.0 14.0 26.0 30.0 10.0 60.5
心電図 9.0 22.5 35.5 33.0 22.5 46.0 0.0 33.0 37.5 26.0 0.0 46.0
検査説明 5.0 24.5 25.0 16.0 8.0 6.5 10.0 34.5 0.0 15.3 0.0 34.5
医師・看護師等の業務支援 0.0 0.0 35.5 3.0 3.5 5.5 0.0 0.0 0.0 4.6 0.0 35.5
輸血関連業務 0.0 0.0 0.0 0.0 11.5 0.0 0.0 0.0 0.0 1.8 0.0 11.5
検査情報問合せ 0.0 1.0 0.0 0.0 0.0 3.0 0.0 0.0 5.0 0.8 0.0 5.0
臨床検査技師が担える業務時間合計 335.0 243.5 303.0 335.5 308.5 338.5 312.0 313.0 318.5 311.9 243.5 338.5

(単位:分)

患者数 42 40 42 41 42 38 43 34 38 40 34 43
患者退院数 3 4 7 4 5 0 11 2 5 4 0 11
看護師数 9 9 10 10 10 9 10 10 10 10 9 10

(単位:人)

2. 病棟検査技師タイムスケジュール

実検証対象病棟における臨床検査技師のタイムスケジュールを示す(Table 4)。業務内容は,求められる時間帯に行う主業務と突発的に発生する業務に分かれ,状況に合わせた対応となった。

Table 4  病棟における臨床検査技師のタイムスケジュール
①主業務の予定時間帯 ②突発的に発生する業務一覧
患者情報の把握 採血の取り直し
心電図装着・測定・取外し
生食シリンジの補充
看護師のマンパワーフォロー
病棟への検査関連問い合わせ対応
患者介助・情報収集
検体搬送→遠心または測定
医師・看護師との密な情報交換
各検査室⇔病棟間の患者搬送
追加採血・検体採取
尿比重の測定
8:30 早朝カンファレンス
  採血・検体採取業務
検体搬送→遠心または測定
心電図測定
9:00
 
9:30
 
10:00 検査指示ひろい
 
10:30 患者へ本日の検査時間連絡
 
11:00 血糖測定
患者へのSMBG操作指導
 
11:30 病棟の検査備品補充
看護助手の補助
 
12:00
 
12:30 昼休憩
 
13:00
 
13:30 早朝採血検査結果のスクリーニング
 
14:00 糖尿病療養指導
 
14:30 看護師等のマンパワーフォロー
 
15:00
 
15:30 患者へ翌日の検査案内
(採血,心電図など)
 
16:00 翌日の採血管準備
 
16:30

3. アンケート調査結果

1) 看護師アンケート結果

実検証の前後で検査関連業務における看護師の負担感は,大きく解消されることが示された。看護師が臨床検査技師に期待する病棟業務は,心電図測定,採血業務が最も多く,次いで各検査の説明と血糖測定が多かった(Figure 1)。臨床検査技師を病棟配置したことによる効果として,「看護師の検査業務の負担が軽減した」(13/14名:93%)「患者の直接ケアに従事する時間が増えた」(10/14名:71%)との評価が得られた(Figure 2)。特に検体採取,採血(77%),心電図検査(75%),患者移送(64%)の業務について,「非常に負担が減った」と評価された(Figure 3)。

Figure 1 

臨床検査技師を病棟配置した場合に臨む業務分担

Figure 2 

臨床検査技師の病棟配置効果

Figure 3 

看護師が感じる業務負担

2) 患者アンケート結果

検査説明を希望する内容は,「検査結果の解釈」が半数を占めた(Figure 4)。患者が望む検査説明の時間は5~10分程度の時間で行ってほしいという意見が約7割となった。検査説明に関しては,検査の目的,方法,結果,結果解釈について要望する意見が多かった。

Figure 4 

患者アンケート結果

VI  考察

臨床検査技師が担える業務時間の合計(平均311.9分)は,時短勤務時間(6時間30分)の79.7%で,標準勤務時間(7時間30分)に換算すると約6時間に相当する。「医師・看護師等の業務支援」,「その他の業務」を除いた医師の指示の下,臨床検査技師で可能な業務時間は,平均254.4分(4時間14.4分)であり,半日業務でも検査関連業務が実施可能であることが示唆された。

実検証における各作業時間の日差変動は,その日の入院患者数,入退院数および心臓カテーテル検査など病棟の検査予定曜日などに起因することが推察された。なお,検証7日目では退院する患者数が多く,入退院のためのベッドメイキングに人手が不足していたため,「その他の業務」に多くの時間が必要になった。

「患者情報管理」に含まれる「病棟患者の早朝採血検査結果スクリーニング」では,必要事項をリーダー(看護師)に伝えることで,ケアにおける早い段階での支援を行うことが可能となった。また,今回は検証ができなかったが,「病棟患者の早朝採血検査結果スクリーニング」を診療科,病棟のカンファレンスへ反映させることで,医師へ直接検査結果の報告をする場面を増やすことができ,治療への検査としての参画に繋がることが示唆された。医師,看護師への詳細な検査情報の提供は,evidenceに基づいた医療の推進を補助するとともに,カンファレンスなどでの治療方針への直接的な関与が可能となり効果的な方策と考えられる。

病棟検査技師のタイムスケジュールの中で突発的に発生する業務は,病棟スタッフからの口頭にて依頼を受けて行った業務が多く,コミュニケーションの重要性が示唆された。また,診療科が循環器疾患患者を多く扱う病棟での結果であり,糖尿病科,消化器科,循環器科ではタイムスケジュールに違いが出ることが推察される。PHSを臨床検査技師が持ち検査部門からの異常値報告を病棟検査技師が受け,検査結果の整合性をベッドサイドで確認することができることから,より早い段階で検査結果を臨床側に反映させることが可能となると考えられる。また,採血,その他検体採取などの検査材料採取は,検体不備による採り直しの改善,必要最小限の採血量により患者負担の軽減,看護師の業務負担軽減,検査結果の品質向上に繋がり,質の高い検査材料の確保が可能となると考えられる。

看護師に対するアンケートでは,臨床検査技師を病棟へ配置した前後で,業務負担感は顕著に異なり,中でも採血を含めた検体採取,心電図検査は著しい効果を認めた。採血業務の要望の他に,心電図検査,各検査における患者説明といった専門性を活かした業務での要望が多く,臨床検査技師に業務の支援を期待する意見が多く見られた。臨床検査技師を病棟配置したことによる効果としては,検査に要している時間が軽減したため,直接的に患者のケアに従事する時間が増えたことが明らかな効果となっている。要望の多かった心電図検査や採血などは看護師の患者ケアの時間と重なり,1回あたりの所要時間も負担となっていたようである。必ずしも看護師が実施しなければならない業務ではないとの考えから臨床検査技師に業務分担を望む意見も多く,臨床検査技師配置への期待値に繋がったと推察される。

患者アンケートからは,検査説明の要望で「特に感じることはない」が0%であり,検査に関する何らかの説明を望んでいることが示されている。また,目的,方法,結果,結果解釈への要望が高いことより,患者自らの病態への関心が高いことが示唆され,専門性をもって臨床検査技師が検査説明を行うことで,患者の理解度向上,不安軽減に貢献することが可能となり,患者ニーズへの対応としてチーム医療へ技師が貢献できると推察される。

VII  まとめ

今回実検証を行った病棟では,心電図検査が多く実施されていたが,心電図検査を全て検査技師が担当することについては,看護師への伝達が行き届いていないことより,実際に行った件数と検査依頼件数に差が生じる結果となった。また,歩行負荷を加えた心電図検査の件数が多く認められたが,検査手順にはバイタルの測定など,看護師との連携が必要な部分があり実施に至らなかった。

病棟における早朝採血検査検体の結果確認および報告では,必要事項をリーダー(看護師)に伝えることでケアにおける早い段階での支援は行えた。これらを診療科でのカンファレンスへ反映させることで,治療への貢献にも繋がるのではと考えられた。

患者への検査説明においては,15時以降に翌日の検査,採血について行うことで患者からのニーズへの対応が可能となるのではと考えられる。

 

本論文の要旨は第65回日本医学検査学会にて聖隷横浜病院,日本臨床衛生検査技師会の共同で発表を行った。

本検証は日臨技より協力依頼があり,病院長の承認を得て実施したため,倫理委員会の承認を得ていない。

COI開示

本論文に関連し,開示すべきCOI 状態にある企業等はありません。

文献
 
© 2017 一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
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