動物心理学年報
Online ISSN : 1883-6283
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ラッパムシ, Stentor polymorphus (S. MÜLLER) の収縮反応におけるなれの形成について
高田 昌彦
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16 巻 (1966) 1 号 p. 31-36

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抄録

電流刺激法によるラッパムシの収縮反応を手掛りとして次のような結果をえた。
1. 電流の強さをかえると, 収縮反応に有意な差がみられた。電流が弱い程, 少ない刺激回数で収縮反応が連続的におこらなくなった。また強い刺激の場合も反応の後半においては, 弱い刺激に対する反応と類似した反応をしてその後反応しなくなる。
2. 収縮がおこらなくなったものに, 電流方向をかえて刺激すると再び反応がはじまった。
3. これらの現象は, 疲労, 傷や生理的な害によるのではなく, THORPE の定義したなれの現象であり, 原生動物にもこの現象がみられると考える。

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© 日本動物心理学会
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