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ノンプロフィット・レビュー
Vol. 17 (2017) No. 1 p. 63-75

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http://doi.org/10.11433/janpora.17.63

研究ノート

1999年に札幌市に設立され,経営力を強化しながら地域需要型の再生可能エネルギー事業を推進するNPO法人北海道グリーンファンド(以下HGFとする)は,NPOが直面する壁を突破し,事業を通じて地域コミュニティ形成事業に貢献してきた.HGFの事業モデルには,社会変革性,「協働性のネットワーク・プラットフォーム」の形成機能が内在する.HGFは,地域需要型の再生可能エネルギーマーケットを堀り起こし,風力発電エネルギーを供給する.人々は,HGFが提供する風力発電エネルギー(プロダクツ)の購入を通して,「自らの暮らしを創る営み」を選択している.本実践事例は,非営利組織が,複数のセクターに働きかけて形成された,既存の政治・経済システムに新しい地域経済を組み込んでいく地域経営モデルである.HGFによる実践事例は,各地域の自治体が地域経済システムを形成する際に役立つ知見を提供している.

Copyright © 2017 Japan NPO Research Association

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