目的:医療的ケア児の児童発達支援等の利用開始に向けた訪問看護実践を明らかにする.
方法:小児訪問看護の熟練者10人に半構造化面接を実施し,Berelson(1952/1957)の内容分析を参考に分析した.
結果:【子どもの就学や母親の社会参加を考慮し,好機を逸することなく児童発達支援等の利用を提案する】【両親の希望に応じた児童発達支援等の施設検討に向け,見学の提案や調整を行うとともに,関係者とのやり取りを促す】【児童発達支援等の利用開始に伴う生活の変化への適応に向け,子どもと家族の準備や訪問看護日の調整について提案する】等の15コアカテゴリが形成された.
結論:児童発達支援等の利用ニーズがある医療的ケア児の看護には,子どもの将来を考えつつ児童発達支援等の利用への親の関心を高め,利用についての親の意思決定を支援し,申請手続きを見守りながら,利用による影響の予測に基づき多職種と連携し準備を行う必要性が示唆された.