2024 年 44 巻 p. 78-89
目的:保健師による子どもネグレクト支援の決断のための個人・組織準備性評価尺度を開発し,信頼性および妥当性を検討する.
方法:文献検討や保健師の意見等より尺度原案を作成し,47項目5段階リッカート法にて母子保健・子ども家庭福祉に従事する行政保健師を対象に無記名自記式質問紙調査を行い,359名を分析対象とした.
結果:確証的因子分析による最終モデルの適合度はGFI = .952,AGFI = .931,CFI = .967,RMSEA = .046であった.【保健師個人の価値観・態度】【保健師個人のスキル】【職場内に対する認識・関係性】【関係機関に対する認識・関係性】の4因子15項目から成る尺度が作成された.尺度のCronbach’s α係数は.871,基準関連妥当性を示す相関係数は.465であった.
結論:本尺度の信頼性と妥当性が確認された.ネグレクト支援の決断のための保健師と組織の準備性を評価することができる.