におい・かおり環境学会誌
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特集(においと健康(Part 2))
酸化ストレスモニターとしての生体内CO測定
植田 秀雄
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2006 年 37 巻 2 号 p. 94-98

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抄録
一酸化炭素(CO)は,無味,無臭の有毒ガスとして知られ,不完全燃焼過程や排ガス中に高濃度に含まれる.公害問題や事故,事件などでも取り上げられたりするので,われわれに馴染みはあるが決して良いイメージではない.しかし,近年この“毒ガス”COが生体内で産生され(内因性CO),しかもそれがさまざまな有用な作用をもたらしていることが知られるようになってきた.さらに,低濃度のCOを生体に付与することでも抗炎症作用など治療効果が確認されている.また,臓器移植の分野ではCOがもたらすさまざまな臓器保存効果が知られるようになってきた.本稿では,COを取り巻くこのような背景をもとに,COが簡便,迅速に測定できる2種類の小型測定器について,その特性と基礎および臨床上の有用性について解説する
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© 2006 (社)におい・かおり環境協会
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