におい・かおり環境学会誌
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特集 (香りの心理効果に関するシーズとニーズ)
化粧と感情の心理学的研究概観
阿部 恒之高野 ルリ子
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キーワード: 化粧, 感情, 覚醒, 鎖静
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2011 年 42 巻 5 号 p. 338-343

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抄録

化粧に関する心理学的研究は,1980年代から盛んになってきた.化粧は慈しむ化粧(スキンケア)と飾る化粧(メーキャップ・フレグランス)に大別されるが,感情に及ぼす影響に関する研究は,そのいずれもが高揚と鎮静をめぐるものであった. 喩えるなら,メーキャップによって心を固く結んで「公」の顔をつくって社会に飛び出し,帰宅後にはメーキャップを落とし,スキンケアをすることで心の結び目を解いて「私」の顔に戻るのである.すなわち,化粧は日常生活に組み込まれた感情調節装置である.

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© 2011 (公社)におい・かおり環境協会
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