におい・かおり環境学会誌
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特集(自動車車室内のにおい・空気質)
自動車車室内の空気質の知覚に関する基礎的検討
岩下 剛
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2011 年 42 巻 6 号 p. 413-419

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抄録

自動車の走行状態および停車状態で車室内のオゾン,粉塵,超微粒子の濃度を,全外気導入モード,再循環換気モードの 2つの条件で測定した.登坂中のトラックの後方を走行中,車室内粉塵濃度は大きく上昇した.全外気運転中のオゾン濃度I/O比は再循環運転中のI/O比よりも高かった.乗員4名の状態で,車室内CO2濃度を計測したところ,全外気運転では CO2濃度は 600〜800ppmであった.その後,再循環運転を開始すると,CO2濃度は15分で3800ppmに達した.室内空気質の悪化が運転パフォーマンスへ及ぼす影響を検討する必要がある.

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© 2011 (社)におい・かおり環境協会
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