主催: 日本学術会議 メカニクス・構造研究連絡委員会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 九州大学応用力学研究所, 土木学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本造船学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業土木学会
ホールやショッピングセンター等のように大勢の人が集まるような場所では,地震や火災等の災害に対して被害を最小限にとどめるために人が速やかに移動できることが重要である.しかし,実験等を何度も繰り返すことができないために,予め人の移動時間などを把握することは難しい.このような場合はコンピュータによるシミュレーションを行って検討を行うことが効果的である.本研究では,セルオートマトンを用いて緊急避難時に出口に向かう人の流れに対するシミュレーションを行い,建物内にいる人数を変化させて,出口の数,設置場所等の避難する時間に対する影響について考察した.