主催: 日本学術会議 メカニクス・構造研究連絡委員会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 九州大学応用力学研究所, 土木学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本造船学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業土木学会
テニスにおけるボールの飛びとラケットの構造の関係を振動モード解析を使って,定性的に解明した.まず,ボールを2質点とばね,ラケットをはり,ストリングスをばねとした力学モデルを作成し,その振動モードを求めた.モードには反発に良いモードと悪いモードが存在することを明らかにし,悪いモードを生じさせない方法を検討した.すなわち,ラケットの質量,重心位置と反発の関係を剛体力学的に説明した.また,ラケットの振動モードの節を打撃点とすると反発がよく,ボールとラケットの固有振動数を一致させると反発が良いことなどを明らかにした.