理論応用力学講演会 講演論文集
第52回理論応用力学講演会 講演論文集
セッションID: 2003301
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OS4-1:構造物の最適設計・逆問題(構造物の最適設計)
弾塑性骨組の最適化問題に関する研究(歪エネルギーを用いた定式化)
*藤原 亮二
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抄録

構造物の限界状態を考慮して設計する際に,安全性を確保し,なおかつ構造要素を有効に利用するためには,建築物が崩壊に至るまでの弾塑性挙動を把握する必要がある.応答量の部材断面積等の設計変数に対する感度が得られていることが望ましいが,弾塑性応答量の感度解析を困難にしている要因として,降伏に伴う構成則の不連続な変化や履歴依存性が挙げられる.本稿では,静的比例増分荷重を受ける鋼構造骨組において,既定変位に達するまでに積分される歪エネルギーを評価関数に用い,初期設計重量制限下での構造物の終局耐力の向上を目的とした最適設計問題の定式化を扱う.また単純な平面骨組について数値解析を行い,本解析法の有効性を確認する.

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© 2003 日本学術会議メカニクス·構造研究連絡委員会
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