理論応用力学講演会 講演論文集
第56回理論応用力学講演会
セッションID: 1C04
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OS14-1 風応答・風環境の予測・制御
低層建物に作用する風荷重と流速場
*菊池 浩利田村 幸雄日比 一喜
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抄録

建物に作用する風力は,屋根,壁面に作用する風圧力の空間積分で風方向風力,風直角方向風力,鉛直方向風力,およびねじりモーメントとして建物フレームに作用する。耐風設計では,実際の最大風荷重効果を反映するため,これらの風力成分の組合せを考慮する必要がある。筆者らは,壁面に正対する風向に関して,低層から中高層建物の風力の組合せについて検討を行い,風力間の相関性や建物を単純なフレームにモデル化して準静的な風荷重による柱の最大軸応力度に着目した組合せを報告している。 本研究では,風圧システムとPIVシステムを用いて壁面に作用する風圧力と建物周辺の流れ場の同時計測を行った。このデータを用いて建物に作用する最大・最小風力が生じる時の建物周りの流れ場について考察を行った。

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© 2007 社団法人日本機械学会
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