理論応用力学講演会 講演論文集
第56回理論応用力学講演会
セッションID: 1C10
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OS14-2 風応答・風環境の予測・制御
ハイブリッド吊床版道路橋の耐風性能
*田中 孝久原田 健彦吉村 健森田 正一
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抄録

著者らは,吊床版橋と吊橋を複合させた道路橋を提案・試設計し,静・動力学特性について検討している.その中で,2次元ばね支持風洞模型試験で得られた耐風性能に関する結果は,次のとおりである.1)本橋主桁の耐風安定性は,透過率30%のグレーティング床版と円形断面のエッジガーダーとのギャップの大きさに強く依存する.2)ギャップが小さい場合,曲げ・ねじれ連成フラッタと渦励振が生じる.3)ギャップが大きい場合,フラッタ限界風速は平板翼のそれの2倍以上であるし,渦励振も生じない.4)試設計された橋長200-600mの構造は,十分な耐風性能を有する.

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© 2007 社団法人日本機械学会
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