主催: 日本学術会議「機械工学委員会・土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本船舶海洋工学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 日本伝熱学会, 日本計算工学会, 農業土木学会
著者らは,吊床版橋と吊橋を複合させた道路橋を提案・試設計し,静・動力学特性について検討している.その中で,2次元ばね支持風洞模型試験で得られた耐風性能に関する結果は,次のとおりである.1)本橋主桁の耐風安定性は,透過率30%のグレーティング床版と円形断面のエッジガーダーとのギャップの大きさに強く依存する.2)ギャップが小さい場合,曲げ・ねじれ連成フラッタと渦励振が生じる.3)ギャップが大きい場合,フラッタ限界風速は平板翼のそれの2倍以上であるし,渦励振も生じない.4)試設計された橋長200-600mの構造は,十分な耐風性能を有する.