理論応用力学講演会 講演論文集
第57回理論応用力学講演会
セッションID: 1B10
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OS18 構造物のロバスト設計・最適設計
柱部材断面の製品誤差を考慮した超高層建築物の地震応答解析
*永野 康行西田 真也
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抄録

鋼構造超高層建築を設計する上で柱の製品誤差(辺長,板厚の違い)が中小地震においてどのような違いとなって表れるか,この問題に対して考察することにした。本論文の目的は,鋼構造超高層建築物を構造設計する際,柱部材断面の誤差を考慮すると地震応答解析結果にどのような影響を与えるのかを調べることである。本解析の結果,製品誤差等のばらつきを考慮せず構造設計を一貫構造計算プログラムによって設計値を満足していることを確認するだけでは,危険側となる場合がある。実際どの程度の誤差のある製品なのかを念頭に置き,設定された模擬地震動等を入力地震動として,地震応答解析を実施しその結果を踏まえ,製品誤差を考慮する方が望ましい。

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© 2008 社団法人地盤工学会
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