主催: 日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会 合同IUTAM分科会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会
建物の耐震設計においては、建物主軸への1方向の入力や、45度方向への入力により安全確認の解析を行うことが多い。しかしながら、地震動は本来3次元の成分を有しており、またその特性は極めて不確定性の高いものであるため、どのような入力が最悪なものとなるかを明らかにすることには大きな意義が存在する。そこで、本研究では、相関を考慮した多成分入力を受ける2方向の平面骨組を対象にして、既存の手法であるCQC3法とは異なる新しい応答評価法を提案し極限外乱問題に応用する。本研究で提案する手法は、応答量を最大化する最悪な多成分入力地震動の組み合せを論理的に見出すことができる極めて独創性・汎用性の高いものである。