理論応用力学講演会 講演論文集
第57回理論応用力学講演会
セッションID: 1C06
会議情報

OS12 化学工学におけるプロセス強化のための移動現象論の新展開
ガラス槽窯内の熔融ガラスの熱対流評価法
*織田 健嗣上ノ山 周
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

 熔融ガラスの熱対流のコンピュータ・シミュレーションは、槽窯の設計、操作、トラブル・シューティングに応用されている。一般に熱流体の挙動は、レーリー数Ra、プラントル数Prによって特徴付けられる。熔融ガラスの物性は、温度依存性が強く、温度の上昇に依って、粘度μは、指数的に小さくなり、熱伝導率λは、べき乗的に大きくなる。その結果、λが小さく、Raが大きくなるときに、熱対流が弱くなることがある。熔融ガラスの熱対流の強弱は、λの大小に影響される。そこで本稿では、熔融ガラス流れの2次元定常モデルを作成し、その熱対流を計算し、熱対流の強弱を評価する方法を提案する。

著者関連情報
© 2008 社団法人地盤工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top