主催: 日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会 合同IUTAM分科会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会
熔融ガラスの熱対流のコンピュータ・シミュレーションは、槽窯の設計、操作、トラブル・シューティングに応用されている。一般に熱流体の挙動は、レーリー数Ra、プラントル数Prによって特徴付けられる。熔融ガラスの物性は、温度依存性が強く、温度の上昇に依って、粘度μは、指数的に小さくなり、熱伝導率λは、べき乗的に大きくなる。その結果、λが小さく、Raが大きくなるときに、熱対流が弱くなることがある。熔融ガラスの熱対流の強弱は、λの大小に影響される。そこで本稿では、熔融ガラス流れの2次元定常モデルを作成し、その熱対流を計算し、熱対流の強弱を評価する方法を提案する。