理論応用力学講演会 講演論文集
第59回理論応用力学講演会
セッションID: 1B01
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OS12 構造形態創生と構造最適化
多目的最適化法による鋼構造物の構造設計支援手法の提案
偏心K型ブレースへの拡張
大森 博司*石田 高義小玉 真一
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抄録

従来の構造設計では,知識や経験を基に設計を仮定し,構造計算によって必要と考えられている指標を満足する解が求まるまで,仮定と計算の繰り返しを行う。現在の鋼構造物は,規格化された工場製品を用いる場合が多く,これらの部材を離散変数として数学的問題に転換することで,構造物の設計をコンピュータによって扱うことが可能となる。離散変数の最適化問題については,遺伝的アルゴリズムが有効な手段として考えられている。設計行為の数学的問題を最適化問題として捉え,目的関数を設計者が指定することにより,目的を果す設計解をコンピュータによって求めることができる。こうして目的を満たす設計解を設計者に示し設計者を支援することが可能である。

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© 2010 社団法人日本建築学会
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