主催: 日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会 合同IUTAM分科会
共催: 日本機械学会, 日本気象学会, 日本地震工学会, 日本物理学会, 農業農村工学会, 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会
円柱周りの圧縮性流れについて,TVD法を用いたナヴィエーストークス方程式の直接シミュレーションから得られる時間が十分経過した後の数値解(不変集合)に対して,ランダムネスを付加した付加したモデルを考える.なお,ランダムネスについては一様乱数を適用した.乱数列のシードを変えた場合に得られる極限分布の標本を多数用意し,それらから得られる平均的な構造を抵抗係数の時系列をもとに考察する.ここで,レイノルズ数は800とし,TVD粘性項の大きさやランダムネスの大きさを変えた場合について比較した.この時系列をそのまま平均化することができないので,フーリエ変換を利用した方法を提案し,解析した.
解析の結果,乱数列のシードによっていくつかのことなる極限集合のパターンが得られることがあることが示され,その平均的な構造も明らかになった.