理論応用力学講演会 講演論文集
第60回理論応用力学講演会
セッションID: OS02-11
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OS02 弾塑性変形の構成式および数値解析
不飽和土の繰り返し弾塑性構成式について
*向後 雄二孫 徳安佐藤 友孝
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抄録

 土構造物は,施工中だけでなく供用中も多くの場合不飽和状態にある。このような構造物の地震時の挙動を忠実に再現するには,その構成材(盛土材)の不飽和動特性を考慮することが必要である。筆者らは,このような観点に基づき物性と解析に関する研究を行っている。本研究では,地震のような繰返し載荷時の不飽和挙動を再現できる弾塑性モデルを提案した。このモデルでは,Jump硬化則という新たな移動硬化則を下負荷面モデルに導入し,繰り返し載荷によるヒステリシスを再現した。すなわち,荷重の反転が生じるとその応力点に下負荷面の相似中心がJumpし,今までの負荷面が消滅し,新たに硬化が始まる。このモデルを用いて不飽和土の繰り返し挙動を有限要素法を用いて予測した。繰り返し荷重によるひずみの累積やヒステリシス挙動を良好に再現できた。

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© 2011 一般社団法人日本機械学会
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