主催: 日本学術会議 「機械工学委員会,土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 自動車技術会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本計算数理工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本混相流学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会
講演者の研究室では,企業等のニーズに応じた非弾性材料モデルの開発を行ってきた.これまでに開発した非弾性材料モデルは,(1)繰返し負荷のもとでの進行性変形であるラチェット変形のための非線形移動硬化モデルと,(2)環境保護の観点から重要となった鉛フリーはんだの非弾性変形を主対象とした速度依存モデルである.本報告では,まず,これらの非弾性モデルの概略について述べる.次に,両モデルにおいて重要な役割を果たす移動硬化モデルのこれまでの発展過程について報告する.さらに,金属材料の繰返し硬化の特徴とモデル化についても述べる.