理論応用力学講演会 講演論文集
第63回理論応用力学講演会
セッションID: OS03-02
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OS03 電磁力学の数値解析技術と関連話題
数値シミュレーションによる雪氷付着がいしの絶縁性能評価手法の基礎的検討
*水間 健仁赤塚 元軌武居 周
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抄録

冬季の北海道沿岸部において、送電用がいしへの塩分を含む雪の付着や融雪水によるつららの形成により絶縁性能が低下し、送電に支障を来す。しかしながら、雪氷付着による絶縁性能低下のメカニズムは、これまでの実験を中心とする研究方法において、ほとんど解明されていない。そこで本研究において、数値シミュレーション手法として並列ポアソンソルバーADVENTURE_Thermalを用いて雪氷が付着したがいしの丸ごと解析を行う。入力条件となる印可電圧は、実際に雪氷を付着したがいしの絶縁破壊試験を行うことによって、得られる耐電圧を用いる。得られた電界分布より、放電経路を推定することによって、絶縁破壊の発生を予測する手法の基礎的検討について述べる。

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© 2014 一般社団法人日本機械学会
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