理論応用力学講演会 講演論文集
第51回理論応用力学講演会 講演論文集
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OS13-1 構造物の設計と逆問題
限界耐力計算に基づく構造設計への最適設計手法の適用
若松 和範永野 康行岡本 達雄辻 聖晃
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p. 39

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抄録

これまでに、数理的構造設計手法を利用して、鉄骨造立体建築骨組の各部材断面を選定する手順を提案し、その手順に従えば充分実用的な部材断面を選定できることを示してきた。改正建築基準法における限界耐力計算とこの最適設計手法を組み合わせることにより、合理的に構造設計が進められることを示すため、最適設計問題を定義し、設計例題を通じてその設計手順を例示した。変形集中が生じない骨組では、弾性層間変位分布と弾塑性層間変位分布に相似性がほぼ成り立つことを考慮して、最適設計時には弾性範囲以内である損傷限界耐力に関する制約条件のみを考慮し、安全限界耐力については、設計後に検定する手法をとっている。

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© 2001 日本学術会議メカニクス·構造研究連絡委員会
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