主催: 日本学術会議 メカニクス・構造研究連絡委員会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 土木学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本数値流体力学会, 日本造船学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業土木学会, 無機マテリアル学会
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損傷検出手法の検証のため行われた、鉄骨造試験体の振動台実験結果に、層の上下の加速度記録から層剛性を直接同定する手法を適用し、手法の損傷検出能力についての検証を行なった。その結果、適用した層剛性同定手法により、間柱やブレースの除去に伴う40_から_70%という大きな層剛性低下や、柱や梁のスプライスプレート除去に伴う5_から_20%程度の小さな層剛性低下が検出可能であった。このことから、提案する層剛性同定手法は、損傷検出手法として大きな可能性を有することが確認された。