主催: 日本学術会議 メカニクス・構造研究連絡委員会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 土木学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本数値流体力学会, 日本造船学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業土木学会, 無機マテリアル学会
p. 87
酢酸ビニルの連続乳化重合において、反応操作温度を周期的に変化させる動的反応操作により粒子径分布がどのように変化するかを調べた。その結果、まず反応操作温度を変化させない定常操作において、重合反応が進行する臨界操作温度が存在することがわかった。この臨界温度を跨いで二つの反応操作温度を周期的に切り替える動的操作において、重合率は反応操作温度の切り替えと同期して振動することがわかった。さらにこの重合率の振動に同期して粒子の発生と既存粒子の凝集の相互作用により粒子径分布が動的に変化することがわかった。