日本精神保健看護学会誌
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看護大学生にみられる学生生活意欲とその要因について : 第一報 : 入学時から卒業時までの継時的変化を通して
田上 美千佳中川 幸子稲岡 文昭
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1992 年 1 巻 1 号 p. 19-27

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抄録

看護学教育の大学化が志向される中、本研究は看護大学生120名を対象に、学生生活意欲の程度とその変化及び変化に影響を与えると思われる要囚について、継時的に入学時から卒業時まで合計8回、質問紙により調査した。その結果、意欲群の割合は1年次4月(1回)に最も高く、非意欲群の割合は卒業時(8回)に最も高くなっていた。看護大学生の意欲には、心理的・対人的要因が最も強く関与していた。学生同志の情緒的サポートと学問に対する姿勢に加え、とりわけ、学生の知的好奇心を満たすような教員の教育に対する力量、教員の研究に対する姿勢、ロールモデルとしての教員の役割、及び学生の主体性を尊重した上での自我支持が、意欲を高める要因として抽出された。さらに、意欲群では積極的問題解決型の対処方法がとられていることが、明らかになった。

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© 1992 一般社団法人日本精神保健看護学会
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