日本精神保健看護学会誌
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研究報告
精神科病棟におけるPNS導入後の入院患者の不安への影響―STAIの不安尺度を用いた結果―
西山 涼子上村 文昭
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2018 年 27 巻 2 号 p. 38-45

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抄録

本研究の目的は,精神疾患患者に対してPNS体制で看護を行うことが,患者に不安やストレスを感じさせているのかを明らかにすることである.任意入院した患者を対象に,STAIを使用し調査した.

PNS体制導入前後において2日間ずつ状態不安の調査を行った.PNS体制導入前の状態不安の平均得点が33.8(±7.9)点でありPNS体制導入後の状態不安の平均得点が30.8(±7.5)点であった.PNS体制導入前後の状態不安の平均得点において,有意な差が認められた.

うつ病の患者と統合失調症の患者の状態不安の平均得点は,PNS体制導入前よりも導入後において低くなっており,評価基準段階においても「普通」から「低い」に変化した.このことより,精神科の1病棟において,看護師2名で担当するPNS体制導入前後で,精神科病棟入院患者の状態不安の平均得点が有意に減少したことが明らかとなった.

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© 2018 日本精神保健看護学会
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