石油技術協会誌
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講演
効率重視の操業を通じた油・ガス田価値最大化
―マレーシアにおける取り組み
河村 達郎ハッサン モハンマド ニザム白井 星至
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2016 年 81 巻 6 号 p. 436-440

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抄録

JXマレーシア石油開発は, マレーシア・サラワク州沖のSK10鉱区においてオペレータ会社としてガス田を操業している。そこでの操業の特徴として, 12年間にわたる無休業災害 (no LTI) および累計生産量で1Tcf以上の天然ガスの産出があげられる。このプロジェクトにおいては操業開始以来, さまざまな操業最適化策およびコスト削減の取り組みが実施されてきた。

操業の最適化およびコスト削減に向けた取り組みとは, 石油上流事業において最も基礎的な活動であるが, 特に近年の低油・ガス価状況下において石油開発会社はより一層その実施の必要性に迫られている。

本稿では, かかる低油・ガス価状況下においての, JXマレーシア石油開発のマレーシアでのコスト効率化操業にむけての取り組みを紹介する。

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