石油技術協会誌
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ウェストバクルの掘さくについて
稲垣 隆若島 吉勝小川 敏夫佐藤 辰己
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1979 年 44 巻 6 号 p. 377-382

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抄録

当地域の掘さく障害と考えられる逸泥対策も5坑掘さくした経験から,浅層の場合は掘さくコストを考えると早目にセメントスラリーを用いる方が得策であること,また石灰岩における逸泥には,高脱水性スラリー(ダイアシール-M)が他の防止剤と比較して効果的であった。現在,当社のラスガリブベースキャンプ内の一部をミルケム社に提供し,調泥剤および防止剤類については充分な在庫をかかえておるため逸泥によるロストタイムは生じていない。
今後の試掘井に対しても今までの経験を生かし,掘さく作業の短縮,掘さくコストの低減に努めたい。

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