第四紀研究
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領域3 「層序と年代基準」 シンポジウム特集号
光ルミネッセンス(OSL)年代測定法の最近の発展と日本の堆積物への更なる応用の可能性
塚本 すみ子
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2018 年 57 巻 5 号 p. 157-167

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抄録

本稿では最近約10年間の光ルミネッセンス(OSL)年代測定の測定手法の発展のうち,長石の年代測定法と礫や岩石表面を対象とした年代測定法について紹介する.長石の年代測定法は,長年の問題であったフェーディングを少なくする測定技術の開発により著しく発展したが,フェーディング補正が必要な場合も多い.そこで従来から用いられていた補正法とともに,新しい物理モデルに基づく補正法についても解説する.また,最近砂やシルトサイズの粒子だけではなく,岩石や礫の表面の露出および埋没年代も測定できるようになった.これについても紹介する.

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