横浜国立大学学芸学部地学教室
1959 年 1 巻 4 号 p. 125-129
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新潟地向斜活動の末期に於ける堆積凹地と現在の信濃川流路とが近似していることより, 信濃川流路の生成は, 準平原又は海底隆起による新陸地の平坦面より出発する河道の形成と異なる許りか, 新潟第三系の向斜構造とも異なるものである. 等厚線図よりみれば, 現時の信濃川低地帯は, その一部分を除けば, 魚沼期を通じての沈降帯に相当するので, その生成葉胚期は, 魚沼期が更新統に属することより考えてかなり古い時代にさかのぼるといえる.
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