第四紀研究
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京阪奈丘陵の大阪層群の層序と地質構造
三田村 宗樹
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1992 年 31 巻 3 号 p. 159-177

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抄録
京阪奈丘陵の大阪層群は全層厚300m以上であり, 層相によって下位より登美ヶ丘累層 (鹿畑礫層・東畑互層), 田辺累層 (水取礫層・柘榴互層), 精華累層, 招提累層に区分できる. 挾まれる火山灰層のうち, 下位より北谷, 東畑, 普賢寺, 同志社, 煤谷I, 煤谷II, ピンク, アズキ, 八町池, カスリの各火山灰層が, 海成粘土層はMa1, Ma2, Ma5, Ma6, Ma8層が, それぞれ鍵層として有効である. 本地域には, 大阪層群の標準層序のうち, 三ツ松火山灰層のやや下位よりMa8層のやや上位の層準が分布している. 本地域は大阪層群の地質構造によって, 普賢寺撓曲以南, 交野断層-長尾撓曲以北, 交野断層-長尾撓曲と尊延寺撓曲間の3地域に区分され, 交野断層-長尾撓曲は, 大阪層群の堆積盆地としての奈良盆地と大阪盆地を境する主要構造である.
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