日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第43回研究大会
セッションID: F-24
会議情報

個人発表
共有される精霊世界
ラオス山地民の知と信
徳安 祐子
著者情報
キーワード: カタン, 精霊, 経験的知識
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ラオスの少数民族カタンの村では、食糧の多くを森から得るなど、森と密接な関係を持って暮らしている。そのなかで、精霊はリアルなものとして人々に認識されている。精霊に関する知識は、一部の宗教的職能者に独占されるものから一般の村人がアクセスしうるものまでさまざまである。村の中で偏在しつつ、広く布置されているといえる。報告では、知識が不均等に配分されていながら、なぜ誰もが精霊の世界を共有しうるのかを考える。
著者関連情報
© 2009 author
前の記事 次の記事
feedback
Top