日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第54回研究大会
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分科会11 応答の人類学ーフィールド、ホーム、エデュケーションにおける学理と技法の探究ー
フィールドで応答する人類学の試行錯誤
ピナトゥボとイフガオで「呼びかけられたら応えろよ」と自問自答しながら
*清水 展
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p. C25-

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抄録
フィールドワークと参与観察という方法は文化人類学の独占ではない。霊長類学でも同様である。霊長類学が目で観察するのに対して文化人類学では耳で聞き対話する。応答する人類学とは調査地で聞いた声に誠実に応えようとする構えである。本報告ではフィリピン・ルソン島の先住民であるアエタとの40年、イフガオとの20年におよぶ応答実践を報告し、グローバル化の時代における文化人類学の責務と可能性を考えたい。
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