日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第54回研究大会
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分科会4 地域医療と文化人類学との協働―フィールドとしての医療現場から―
医師が文化人類学に望むこと
*佐藤 正章
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p. D04-

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抄録

医療の世界は量的研究が主体であり、量的方法で解釈できない患者及びその家族に対して医療者は言語化できないモヤモヤ感を抱える。文化人類学者は質的手法によって様々な事象を解釈していく。それゆえ文化人類学者の切り口はモヤモヤ感の解消につながる可能性がある。また「文化人類学者のフィルター」は医療現場の問題をそのまま教育ツールに変換しうる。文化人類学が医学に関わることは大きな意義があると考える

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