禁煙科学
Online ISSN : 1883-3926
中学生を対象とした、プリントと音声による 受動喫煙防止教育の改善点について
鈴木 修一
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ジャーナル オープンアクセス

2015 年 vol.9 巻 02 号 p. 6-8

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抄録

 学校での禁煙教育は、教員または外部講師が教室や体 育館で教科書やスライドを用いて実施するのが一般的で ある。医療従事者が講師を務める場合は、医療現場での 経験や専門知識に基づいた情報提供を行いやすい一方 で、現場を離れるために他のスタッフに負担が生じる可 能性があり、頻回には実施しづらい現状がある。また、 学校も行事などの都合で時間確保が困難なことも多い。
 当院小児科では、環境再生保全機構委託研究で中学生 と連携し、気管支喘息の増悪予防に関する取り組みを継 続してきた。平成21年度からは、受動喫煙防止教育を新 たなテーマとして介入研究を実施することになった。四 街道市内中学校では毎朝10分間が読書の時間となってい る。この時間を受動喫煙防止教育にあてていただくこと とした。

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© 2015 日本禁煙科学会
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