日本音響学会誌
Online ISSN : 2432-2040
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縞モード振動板並びに放物面反射板を用いた一点集束型空中超音波音源
伊藤 洋一
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1990 年 46 巻 5 号 p. 383-390

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抄録

この論文は、縞モード矩形振動板の表裏から互いに逆位相で各2方向に放射される空中超音波(約20kHz)を、自由空間の特定な一点に集束させる大出力容量の音源について理論的に検討し、その可能性を実験的に裏付けている。縞モード振動板の各節線(縞)にそって板面に垂直に平板隔離板を近接させて置くと、縞に挾まれた各振動面からの放射音波は、それぞれの隔離板間を独立して伝搬する。この隔離板間にそれぞれ放物面状の反射板を置き、そのすべての反射板の焦点距離及び反射板と振動板との相対距離を調節することによって、振動板の表裏からの放射音波は、縞に平行で振動板の中心を通る直線上の任意の一点を中心とする狭い範囲に同位相で集束する。

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© 1990 一般社団法人 日本音響学会
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